Why Nepal In the Rainy Season?

久しぶりの夏休み。さて、どこへ旅しましょうか?
ここのところ円安が悩ましく、国内でも物価高なので、航空券も押さえられて、物価を気にせず「安い!」と思える国へ旅したい。ということで、アジアに焦点を絞って旅先について考え始めました。

Google mapでアジア付近を探るとインドが気になるものの、物価も最近はかなり上がっていると聞くし、夏だと暑さも恐ろしそう、、、もう少し涼しい国はないかと北の方を見て、ふと目に留まったのが「ネパール」。インドの北東、ブータンの西隣。ヒマラヤ山脈、エベレスト。それくらいしかネパールについて知識がないけれど、物価は安そうだし、面白そうかも?!航空券をザッと検索したところ、お盆にも関わらずかなり安い!ネパール行きに気持ちが高まる。

ところが、ガイドブックを手に取ると、日本の「夏」はネパールの「雨季」に当たるのでお勧めしないと書かれている。ベストシーズンは10月〜3月。8月は見事に外れてる。ただ、一概に「雨」と言ってもどんな雨なのか、行ってみないと分からない。温かい気候で、スコールのように一時的に降るのであれば気にならない程度かもしれない。とにかく行ってみる?行ってみようか?ということで雨季のネパール行きに落ち着いた。
首都 Kathmandu (カトマンズ) 以外のどこか他の地方にも訪れてみたいと悩み続けていたら、出発日が1週間前に迫ってきたので、考えるのを一旦止め、Kathmandu だけに滞在する事にして、航空券とホテルを急いで手配。

関空発、香港経由で Kathmandu 空港に到着し、入国審査前にカウンターで15日間の観光ビザを申請。US$30 (約4500円) を払うとビザを取得でき、無事ネパールへ入国。空港を出たのは夜10時ということもあり、渋滞もなくタクシーで15分程でホテルに着き、眠りにつく。

翌朝、雨は降っていないので、ロープウェイで山頂に登ってヒマラヤ山脈を見ようと、タクシーに乗り込む。ネパールでは基本、タクシーや買い物は値段交渉をその都度しなくてはなりません。初めての値段交渉は、ホテルから Chandoragiri Hills (チャンドラギリの丘) までの往復タクシー代で、3000Rs (約3000円) 。それが安いのか高いのかもよく分からないまま出発。

車窓から大量に行き交う古びた車とバイク、野良犬や猿を見たりしていると30分程経って空がどんより曇ってきた。目的地に到着するや否や雨が降り始めてきた。ロープウェイの受付で「山頂に登ってもヒマラヤ山脈が見える可能性は低いですよね?」と尋ねてみた。「雨季ですから。」と即答。

敢えなくロープウェイに乗るのを諦め、引き返し、帰り道すがらユネスコ世界遺産に登録されているネパールで最も古い寺院の一つ、 SWAYAMBHU (スワヤンブ) を観光することに。寺院に着くと同時に雨は止み、土産物屋を覗きながら敷地内をひと回りしてホテルに戻る。

翌日もホテル付近は変わらず曇り空ではあるけれど、雨は降っていない。朝食にマサラティー (チャイ) をたっぷり飲み、街の中をランニングしながら大体の街のサイズを把握する。Momo (モモ) という名の蒸し餃子をランチに。スパイスの効いたスープがかかっているローカルフード。食事については値段交渉の必要はなく、メニューに値段が記載されているので、現地の人に混じってローカル価格で食事を摂ることができる。ちなみに Momo の値段は10個で140Rs(約140円)。
昼食後、ホテル周辺の街 Thamel (タメル) を散策。道を挟んで両サイドに店舗が立ち並び、ブラブラ歩いて買い物を楽しむ。商品に値段が記載されていない場合は、その都度お店の人と値段交渉。もちろん外国人価格を提示されますが、それでもかなり安い。ただ、店を出ると大量の数のバイクと車が狭い道を行き交い常に渋滞しているので、排気ガスがヒドイ。雨が降って欲しいとさえ思うほど。その渋滞を物ともせず野良犬は横になってあちらこちらでぐっすり眠っている。
お茶屋さんに入ると、ネパール産のオーガニックのお茶を試飲させてくれるという。物静かな店員がネパール産のウーロン茶を丁寧に淹れてくれて、飲んでいると突然、別の女性店員が勢いよく入店してきて、日本人の私達に興味をもって英語で話しかけてきた。彼女の英語はとても流暢で、以前東京のホテルで働いていたことがあるという。少し知っている日本語も交えて話が止まらない。K-POP が好きなので次は韓国に行くと意気込んでいる。彼女から地元料理 Thakali (タカリ) が美味しいレストランと観光にPokhara (ポカラ) を教えてもらい、店を後にする。


買い物は安くて楽しいけど、このまま Kathmandu の街歩きを続け、排気ガスを吸い続けたくないと思い、勧められた Pokhara の天気をスマホで調べてみる。唯一明日だけに晴れマークが!Kathmanduも他周辺地域も雨の予報なのに Pokhara だけが晴れると表示されている。ホテルに戻り、ローカルの天気予報で念の為、天気を調べてもらうと「確かに明日は Pokahara だけが晴れそうです」。よし!明日は Pokhara へ行くぞ!国内線 Buddha Air の航空券を即予約。思わぬ出費ではあるけれど、何より綺麗な空気を吸いたい。

翌日、変わらず雨は降っていないものの、どんよりした空を眺めながら Kathmandu 空港の国内線発着のカウンターに行き、飛行機のスケジュールを確認すると「On time (定刻通り) 」。天気が悪いと遅延の可能性も高く日帰り故、帰りにも影響すると心配でしたが、今日は大丈夫かなと搭乗を待つ。ところが、時間になっても一向に搭乗できない。ここでは遅れても「On time」の表示が変わらないのか、ある程度の遅れは定刻の範囲内なのかもしれない。いちいち聞くのも面倒なので大人しく待っていると結局30分遅れで飛び立ち、25分間の空の旅はあっという間で、Pokhara 空港に降り立った。

飛行機から降りると今回の旅で見たこともない晴れ間が広がっている。数台停まっているタクシー運転手にロープウェイ乗り場までの値段を交渉すると「Rs1500 (約1500円) 」という。ガイドブックに約Rs1000と書いてあると詰め寄っても引き下がらない。他に方法はないのかと空港に引き返してスタッフに尋ねるとタクシーはここでしか拾えないと言う。グズっていると運転手の中で痺れを切らした一人が「Rs1300でいい ( 約1300円 )!」と言ってきた。それでも納得はいかないけど、時間もない。渋々タクシーに乗り込み、ロープウェイ乗り場へ。

ロープウェイは、愛知万博で使用されたものを再利用されていて日本製だそう。1500m の頂上まで10分で行ける。乗り場に着いても天気は変わらず、今回は安心して往復の乗車券を購入。ロープウェイに乗って、綺麗な空と湖を見渡すと、パラグライダーで気持ちよさそうに空を飛んでる人達が見受けられる。ロープウェイを降りてから金色に輝くガネーシャを目指して10分程歩く。展望台をさらに登ると360度山を見渡せ、透き通る空気が山をさらに美しく見せてくれる。風もあって本当に気持ち良く「来て良かったー!」と思いっきり綺麗な空気を吸い込む。

しかし、しかしです。1500m 級の緑緑しい山はしっかりと見渡せているけれども本来見たいはずの雪が掛かった富士山の倍以上もある 8000m 級のヒマラヤ山脈が見えていないのでは? そんなことある?モクモクした入道雲が、山肌にしっかりと綺麗にすっぽりと雲が架かっていて肝心なヒマラヤ山脈が全く見えない。これでは金色のガネーシャ以外、六甲山系とそんなに変わらない景色では?こんなに晴れているのに、わざわざ飛行機に乗って来たのに、雨が降っていなくても雲がヒマラヤ山脈を隠してしまうなんて考えもしなかった。『あぁーあ』とため息をもらす。

展望台からふと目をやると、ロープウェイが停止している?? 帰りも乗る予定なのに、こんな風に乗車中に止まったら嫌だなぁと思いながら眺めていると、しばらくして動き出した。

展望台を降りながら、ヒマラヤ山脈は見えなかったけれど、空気は綺麗だったし、良いお天気だったしと、自分を宥めてロープウェイ乗り場へ向かう。スタッフに先ほどのロープウェイが停止していた件について尋ねると電気系統の問題と説明された。乗る間際に「Don’t worry!」と言われて、乗ってしばらくすると案の定ぶら下がりの状態で停止。日本製?大丈夫?もちろんアナウンスもないので、原因は何か分からないまま空中に浮いたまま待ちぼうけ。10分程経って急に動き出した。ロープウェイを降り、これくらいで済んで良かったと思うしかない。これが旅の醍醐味。精神、鍛えられます。

気を取り直し、往きのタクシー代をなんとか取り返そうと、ローカルバスに乗れないかなと、少し坂を歩いて下ると、年期の入った小ぶりな青いバスが目の前に。湖まで行きたいというと「Rs35 (約35円)!」。ローカルの人達と乗り合い、ガタガタ音を立てながら山道を下ると湖に到着。湖すぐ側のバス停を降りたところに、ちょうど行きたかったガレット店を発見。パリッと焼かれた蕎麦粉のガレットとワインでホッと一息。オーナーらしきフランス人女性がいたので話しかけてみたら、なんだか前から知っていたかのように会話が弾む。パリ出身の彼女は、ネパールのグルン族のご主人と結婚し、ガレット店を営んで10年になると伺う。こんなところでパリジェンヌに出会えるとは! 彼らの夢は日本に旅行する事だから来年日本に行くと約束され来年の楽しみもできた。

帰りの空港までのタクシー代は「Rs800 (約800円) 」で交渉成立!Pokhara空港で再び30分遅れの飛行機に乗り、Kathmanduに戻る。

最終日はホテル周辺をランニングしたり、プールで泳いだり、読書をして、まったりと過ごし、夜の帰国便に備える。

夕方になると雨が降り始めてきた。最後の値段交渉は空港までのタクシー代。「Rs800 (約800円) 」で難なく交渉成立。値段交渉にも随分慣れてきたので名残惜しいとさえ思えてくる。空港までの道のりは今までで一番渋滞がひどく、何車線なのか分からない道路状況。確かインドでもこのような光景を見た覚えが. . . 。バイクははスレスレで車を交わしていき、横からジリジリ入ってくる車を睨みつける運転手にハラハラしながら、いつもなら15分のところを30分掛けて、Kathmandu 空港に到着。ただ、タクシーを停める隙間が全くない。

ネパールでは海外へ旅立つとなると1人につき10人以上の家族が空港に見送りに来るそうで、そのためか空港は人と車でごった返している。空港に着いたのに車を停める場所がないという経験したことのない問題に頭を抱えていたら、ちょうど目の前に停まっていた車がスッと動き出した。その瞬間を見逃さなかったタクシー運転手は、グっとアクセルを踏むと同時に90度にハンドルを急カーブで切り返し、隙間を埋めるようにタクシーは急停車した。アメリカのアクションムービースター並みに運転手はドヤ顔で車から降りてきたので、チップを少し足してタクシー代を渡すと満面の笑みで荷物を下ろし見送ってくれた。

結果、雨季とはいえ傘を差す必要はほぼなく、思ったほど雨に悩まされず過ごせ、排気ガスと雲に惑わされたネパールの旅。値段交渉を楽しみ、買い物や食事で「安い!」を実感でき、ローカルの人達に触れ、私の中での旅経験がアップデートされ、2025年夏、恐ろしい日本の猛暑から解放され、総合的には雨季のネパールも悪くはなかったかな、という結論に。

とはいえ、もう一度ネパールを旅する機会があるなら、雨季を避けて地方で軽いハイキングができる旅もいいかなと思いを馳せていたら、今回の旅から帰って3週間後、Kathmandu の街は大規模な抗議活動で大変な状況に…。排気ガスどころの話ではない。無事を祈り、安全に旅ができる国に一日も早く戻って欲しいと願うばかりです。

Introducing Andrew,
a new imagine* teacher starting in April

Hi! I’m Andrew. I’m from Sydney, Australia. My main hobbies are football/soccer, history, languages, and computers. In the past, I worked for software companies and studied computer science. I always love learning new things and I’m currently studying for my master’s degree in linguistics and English teaching. A personal goal of mine is to visit every prefecture in Japan, so far I have visited 27. I’m really looking forward to practicing English with everyone!

Is Everything All Right? in Thailand

2024年秋、寒さが深まり始めた頃、毎年恒例となった年末の母との旅の計画をそろそろ立てないと、と旅先の国の候補をリストアップ。ニュージーランド、モロッコ、トルコ、タイ。「どこの国へ旅するか」に迷ったら「何を食べたいか」に考えをシフトします。昨年旅立つ前、体調不良に陥り、ニュージーランドでは満足に食事ができなかったので、再度訪れ挽回するも良し?、初のアフリカでモロッコのタジンを楽しむ?、世界三大料理のトルコ料理を味わってみる?等々、色々検討した結果、タイ料理を毎日食べつくす旅に決めました。

タイは数回訪れたことがありますが、リゾート地で出来れば行った事のない場所でいい所がないか探してみると「王室の保養地として古くから発展した優雅な気品漂うリゾート地」というコピーに惹かれ、バンコクから南に位置するホアヒンへ行くことにしました。
関西空港からホアヒンへの直行便はなく、バンコクから陸路で行ける距離と知ったので、取り急ぎバンコクまでの航空券を予約。’取り急ぎ’と言いながら、出発1ヶ月前。出発2週間前に宿泊場所を押さえ、ギリギリに旅立つ最低限の準備が完了。

最近海外のホテルでもLINE等で気軽に問い合わせができるようになって、バンコクからホアヒンまでのタクシー代について問い合わせたら、4400バーツ(約2万円~)との返信あり。「高っ!」と思わずリサーチ始動。一番安いのが電車でしたが、空港と駅が直結していないようなので、バスを調べたところ空港から直行で1人325バーツ(約1500円)! バス会社のホームページからサクッと簡単に予約もでき、出発当日を迎えました。

昨年末、旅立つ前に NZeTA を取得してなかった問題で、関西空港のチェックイン時に目的地のニュージーランドまでの航空券を発券してもらえず大騒動だったのとは異なり、スムーズにタイまでの航空券が手元に。荷物を預け、スケジュール通り飛行機は飛び、乗継便に遅延もなく、物足りないくらい(?)スムーズにバンコク到着。
ホアヒン行きのバス出発まで少し時間に余裕があり、グリーンカレーとパッタイを空港のレストランで注文し、久々にスパイシーなタイ料理に舌鼓。
バスはリクライニング付きの椅子で座り心地もよく、トイレも付いている大型シャトルバス。3時間30分のバスの旅は、車窓から景色を見る間もなくぐっすり眠っている間にホアヒンに到着。ホテルに着くと同時にウェルカムドリンクで歓迎を受け、ホッと一息。

翌朝は、鳥の声で目が覚める。日本のチュンチュンという雀のかわいい鳴き声とは異なり、『カーワオ! カーワオ!』とかなりの大音量で「鳴く」というより「叫んでる」に近い鳥の声も、東南アジアならでは。久々に来たなーと実感でき、ベランダからプールを眺め、すっきりと晴れた25度、湿度のないベストな気候に心躍る!
朝食を摂った後、ホテル周りを散策。ホテルに戻る道すがら「洗濯屋」が立ち並んでいる。日本のクリーニング店とは異なり、洗濯機で洗った後、天日干しで敷地内で乾かす手作業スタイル。90バーツ(約360円)/1kgなら試しに出してみようかとホテルへ戻る。
ホテルに戻って洗濯物を持ち込むと、アナログな秤にポンと乗せて重さを計ると丁度2キロ。言葉が通じない中、お金を払おうとすると『Tomorrow』と拒まれた。おばさんが時計の針の10時を指して『Tomorrow』と言うので、翌朝10時に行くと、全ての洋服にアイロンがかけられ、ほつれていた箇所を修復までしてくれて、キチンと畳んで返ってきた。仕事が丁寧。180バーツ(約760円)/2kgは、ありたがたい!『 รถตำรวจ(コップンカー)』と御礼を告げた。
次はホテル近くにある市場でマンゴーの有名店を発見。芸能人らしい人がここに来て撮ったであろう写真が数枚飾られている。マンゴーを手に取ると『Today, No! Tomorrow!』と言われ、翌日に食べると最高に美味しかった。この町では、英語の「Today」と「Tomorrow」は通じる。
特に観光へは出掛けず、ただひたすらプールサイドで横たわり、読書に明け暮れ、同じように朝からずっとプールサイドにいる他の宿泊客と挨拶を交わしたり、気が向いたらプールで泳ぎ、ランニングに出たり、お腹が空いたらタイ料理を食べにトゥクトゥクで出掛け、至福の時間が流れていきました。

残り2泊はバンコクに宿泊する予定だったので、バンコクまでホアヒンから電車で行こうと調べてみると満席で予約ができない状況…。ホテルのフロントに問い合わせると、近くのショッピングセンターからバンコク行きのバスが30分毎に出ているので、予約の必要もなく、バス停へはホテルから車で10分程の距離だというので、タクシーを手配してもらった。
ホテルのチェックアウト当日、タクシーの運転手にタイ語でバンコク行きのバス停の場所を間違えなく伝えて欲しいとホテルのスタッフに念を押し、御礼『 รถตำรวจ(コップンカー)』を述べ、名残惜しみながらホテルを後にしました。
タクシーは10分程走り、先日説明されたショッピングセンターを少し通り過ぎたところで降ろされた。バスは一台も停まっておらず、受付とスタッフが数名いるだけで乗客もおらず閑散としている。タクシーから降りて、受付で『Bankok』と伝えると、『Tomorrow』と言いながら「15:30」と記載のスケジュール表を指でトントンと叩かれた。え? 次の便が明日の15:30出発ってこと? 30分毎に走ってないの? 言葉は通じない、受付の女性も怖い顔で『Tomorrow』しか言わない…。ホテルへ連絡すると電話に出たスタッフも大慌てで状況をよく把握していない様子で、対応に困っている。とりあえず電話を切り、落ち着いて考える。今日と先日案内してくれたスタッフの連携が取れておらず、違うバス停に来てしまったのでは? という結論に至り、トゥクトゥクを拾って先ほど通り過ぎたショッピングセンターへ向かった。ホテルに戻ってもう一泊しなければならないかも? 戻っても部屋に空きがないかも? と悶々と考えながら、ショッピングセンター内でスーツケースを引っ張りながらバス停を探し回る。ショッピングセンターの奥まで行くとバス停らしきものが! これやん、このバス停やん! あぁー、救われた! ホテルに連絡してバンコク行きのバスに乗れると電話で伝えると私の苦情やバス停に辿り着くまでの経緯についてには一切触れず陳謝もなく『Is everything alright?』と言われた。そう、ここはタイ。多くを求めてはいけないのです。バスに乗ってこれからバンコクへ行けるじゃないですか。スタッフの連携が取れてないなかった事等全く問題ではないじゃないですか。Everything is alright なのです。
バス代はなんと1人100バーツ(約400円)。さっき5分程乗ったトゥクトゥクと変わらない謎の値段設定にはもちろん苦言せず、ローカルの乗客に紛れてワゴン車に10人キツキツにスーツケースも詰め込まれ、居心地は快適ではないものの3時間30分で夕方にバンコクへ辿り着くことができました。
バンコクでは買い物を楽しみ、都会ならではのおしゃれなレストランやカフェもある中、迷わずタイ料理店へ。食事は断然ホアヒンの方が値段も安い上、魚介も新鮮でしたが、ホアヒンでもバンコクでも念願だったタイ料理三昧の旅を満喫することができました。

旅の目的は人それぞれですが、旅行だからと言って興味がない観光地を訪ねる必要もありませんし、自由気ままな旅が私好みです。その国や人や文化、空気に触れ、心身を解き放ち、良い旅ができると、次への原動力になります。語学のスキルなんて心配せず、旅行前に全ての計画を立てなくても、その場その場で対処していくことがより旅を楽しくさせ、自分の語学力に向き合う機会にもなります。問題があった時にどう解決すればいいか、その国の文化を理解し、柔軟に対応できれば、大抵 Everything is alright で旅を楽しめるはずです。

『 รถตำรวจ(コップンカー)。』




Walking in a Winter Wonderland

This year I was blessed with the opportunity to visit Hokkaido for the first time. I went with my friend Hunter. Hunter has a friend who lives in Otaru and we stayed with him. His friend’s name is Levi.

My journey had a rough start. I wound up having an eight hour flight delay. So, the whole first day of my vacation was spent at KIX airport. However, once I finally arrived in Hokkaido my friends and I went to an onsen so I could relax.

The next day I woke up in a beautiful winter wonderland! There was more snow than I had ever seen before! Levi told me that he has to shovel the snow every day during the winter. So, I thought “maybe the snow is only nice for vacation and not for living in.”

After shoveling the snow we set off on our adventure. We ate sushi at a popular restaurant called “Waraku.” Then we walked the famous shopping street in Otaru. After that, we went to a local coffee shop that Levi recommended. It is called, “Uguis Mitnahmen” and it had the best hot chocolate I’ve ever tasted! We saw and did lots of cool things that day, but my favorite was making snow cream at Levi’s house.

The next day we saw Mount Tengu and went to an outdoor onsen in Jozankei which I really loved! My favorite day of my trip was the last day. I was able to visit one of my friends who live in Hokkaido on their birthday and celebrate together! I then slept in a manga cafe and woke up the next day in order to fly to Osaka and work at imagine*.

Overall, I had a really amazing time! I enjoyed all of the snow, but the best thing was getting quality time with quality people. I look forward to visiting Hokkaido again in the future!

The Get Program 2024 Part 2

フランスを旅立つ日の朝、クロワッサンとパンオショコラを名残惜しみながら朝食にいただき、モンペリエ空港で Kevin に別れを告げ、LCCでロンドン・ルートン空港へ向かいました。
ロンドン・ルートン空港へは2時間程で到着し、そこから車で20分程の街 Hitchin(ヒッチン)へ。

待ち合わせ場所にホストファミリーがそれぞれ迎えに来ていて、初めましての挨拶早々にケンブリッジへ急いで向かいます。向かった先はサッカー場 The Cledara Abbey Stadium。着いた初日の土曜日にしかサッカーの試合を観戦できないということで、急いでスタジアムへ向かいホストファミリーと一緒に総勢12名でサッカーを観戦しました。イギリスとは思えない日差しが強い日ではありましたが、みんなでサッカー観戦ができ、思いの外楽しめ、日本とは異なるライブ感も味わえました。観戦後はそれぞれのホストファミリー宅へ向かい、英語漬けのホームステイ生活がスタート。

翌日は日曜日ということもあり、特に予定を入れていなかった中、ホストファミリーがご自宅へアフタヌーンティーパーティに招待してくださいました。私たち以外にもご親戚の方、ご友人も集まって手作りのケーキでおもてなしを受けました。日本人が来ると聞きつけて、5分だけ日本語を勉強してきたというご夫妻がいて、「When do you use “お邪魔します”?」と質問を受け、短時間の日本語の勉強で中々興味深い言葉の選択に驚きましたが笑、みんなで大変楽しくお話しさせていただきました。子供達は庭にある大きなトランポリンで飛び回りながらも、ホストファミリーの子供達から「MA-U-SU」じゃなくて「mouth」と英語の発音を注意されながら、会話も弾んでいました。子供達がすぐに打ち解けて和やかにしている様子を伺え、私もホッと一安心でした。

イギリスでは、日中はロンドンやケンブリッジへ観光に出かけ、朝晩は各ホームステイ先で生活します。ホストファミリーと一緒に生活して食事を摂ったり、ゲームをしたり、毎日楽しくて仕方がない様子でした。

ロンドンでの観光先は、学生達のリクエストで、アーセナルスタジアム、ポートベロマーケット、タワーブリッジ、ビッグベン、バッキンガム宮殿、自然史博物館、スターバックス。偶然通り掛かったテートモダン美術館のミュージアムショップに立ち寄ったり、バンクシー作品が見れたりも。ケンブリッジでは、2階建てバスに乗って街を回り、カム川のパントツアーや美術館にも立ち寄りました。私は別行動で Becca が勤めるケンブリッジ大学出版のオフィス見学にも行きました。

今回のイギリスでのホストファミリーを見つけたり、観光の手配をしてくれた元イマジン語学スタジオの講師 Ed と Becca 夫妻、息子の Henry が常に同行してくれただけでなく、親戚の Edwin が日本語の勉強を大学でしているというので、わざわざ電車で4時間かけてマンチェスターから駆けつけて、ホストファミリー以外にもたくさんの英語話者に囲まれ英語漬けの毎日を過ごせました。語学留学の一番大事な環境は、日本語話者より英語話者の人数が多くなることが必須です。また老若男女問わず話すことも必要で、その恵まれた環境の中、学生達は英語でなんとか伝えようと頑張っていました。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、イギリスでの滞在も最終日を迎え、ロンドン・ヒースロー空港から香港空港経由で関西空港へ戻り、2週間の旅が終わりました。

長旅の疲れもまだ取れない中、学生達はプレゼン発表の準備にマンツーマンレッスン受講をすぐに再開。フランスとイギリスでそれぞれのプレゼンのテーマに合わせて調べたり現地でインタビューしてきた内容をまとめ、ポスターを制作し、スピーチの練習をしました。
スポンサーである親御さんの前で英語でそれぞれプレゼンを発表し、質問にも応え、語学研修の成果を発表する機会となりました。それぞれ興味に基づいて選択したテーマは「Succer」「School」「Café」でした。

このプログラム The Get Program のキャッチコピーは、「Get to know myself, Get to know Japan, Get to know foreign cultures, Get to know English, and Get to Go overseas!」を掲げています。学生達が今回のプログラムを通して、言葉だけに限らず異文化を理解し体験した経験を生かし、一人でも海外へ行くことに躊躇せず、さらに英語力を身に付けて、将来世界へ旅立ってもらえればと願います。

The Get Program 2024 Part1

第5回目となる海外語学研修 The Get Program 2024 。研修先は年によって変わりますが、2019年以来となるフランスとイギリスの2カ国で2024年の夏に開催しました。
夏の2週間のヨーロッパでの語学研修に向けて、ゴールデンウィーク明けから通常のマンツーマンレッスンにプログラムの内容を組み込んでいきます。出発前の準備から帰国後のプレゼン発表日まで約半年間のプログラムです。
出発前には、語学研修のための宿題も出ます。まずは「映画パディントン鑑賞」。参加するどの学生もイギリスへ行ったことがなかったため、パディントンを観ることでホームステイのイメージがし易く、ロンドンの街並みも愉しめ、ストーリーも解りやすく、今回のプログラムにぴったりの映画だと思って勧めたものの、鑑賞後「熊がリアル過ぎて気持ちが悪かった」「あんまり面白くなかった」…学生達にこちらの想いは伝わりませんでしたが、映画は最後まで観てくれたので、オリジナルで作成した映画にまつわる英語クイズに答えてもらい、旅立つ前の英会話レッスンとして成り立ちました。
もうひとつの宿題は、家事。西洋では小さい頃から家の手伝いをするのは男女問わず当たり前で、特別なことではありません。ホームステイ先に宿泊するにあたって、出発までにできるだけ自宅で家事を手伝っていただくようお願いしました。洗濯も食器や浴槽を洗うのも初めてという学生もいて、お母様からは大変素晴らしい文化だと喜んでいただきました。それ以外の宿題は、フランスで制作するTシャツのデザイン、ロンドン観光地の希望をリストアップ。観光する場所も、ただこちらが一方的に決めるのではなく少人数制という利点を生かし、出来るだけリクエストに応えるようにしています。
出発前のレッスンでは、最終発表するプレゼンの準備、レストランやカフェでの英語で注文する方法、入国審査で聞かれるであろう質問への答え方等、準備は尽きません。
そんな中、私はイギリスでのホストファミリーがなかなか見つからない事と、35年ぶりと言われる円安に頭を抱えながら学生達を陰ながら見守っていました。
フランス式挨拶「ビズ」について南仏出身の講師によるフランス語も1レッスン設けました。

色々な準備をしていく中、学生達もヨーロッパへ行くワクワクする気持ちと同時に、緊張や不安も少し見受けられましたが、この期間が一番レベルアップできる時期でもあり、どの学生もモチベーションを上げて、いつも以上に気合いが入って英会話レッスンを受講している様子でした。
そうこうしているうちに、イギリスでのホストファミリーが決まり、学生達はそれぞれのホストファミリーに英語でメール連絡を取り始めます。お土産は何がいいか、フィッシュアンドチップスを食べてみたいと英語で伝えたり返信を受け取ることで現実味が増していきます。
そして、出発当日8月9日は天候にも恵まれ、学生達はご家族に見送られて関西空港を旅立ちました。

まず、関西空港から3時間のフライトで香港空港でトランジット、夜中便で12時間かけてパリシャルルドゴール空港へ。パリで開催されていたオリンピックの雰囲気を空港で少し感じ取った後、2時間のフライトを経て、南仏モンペリエ空港へ到着。迎えに来てくれていたコテージのオーナー Kevin から予想通り、練習したフランス式挨拶ビズで歓迎を受け、そこから車で1時間、宿泊先のコテージへやっと到着。飛行機の乗り換えや待ち時間を含めるとほぼ24時間かかって辿り着いた小さな街 Lodève (ロデーヴ)。私にとっては5年ぶりでしたが、車窓から変わらない素敵な街並みにほっと一息、遠いところへ辿り着いたなぁと重たいスーツケースをそれぞれの部屋へ運び込みました。

翌日からは、早速 Kevin によるアートの授業を英語で受けます。Kevin はとてもおしゃべりで早口です。アイルランド出身のため母国語は英語ですが、スペイン語とフランス語も堪能で、以前パリの美術学校でアートを教えていました。 Kevin 指導の元、学生達は考えてきたデザインを元にTシャツを仕上げていきます。

フランスでは、朝食後、工房で版画の授業を受けTシャツを制作します。午後は観光もしくはコテージ内のプールや川で遊んだり卓球をしたりして1週間を過ごしました。家事を練習してきた甲斐があってか、時間を見つけては中学生の男子2人は毎日自分達の服を洗濯していました。食後の食器を片付けたり、食事の手伝いも文句を言わず楽しんで取り組んでいました。

観光へは地元の美術館やカフェ、スーパーに出かける日も。Kevin 家族が総出で海岸近くのリゾート地 Sète(セート)へも車で連れて行ってくださったので、海で泳いだり、”南仏らしい夏のバカンス”を過ごし、時差ボケもすっかり忘れるくらいに満喫しました。夕食は Kevin のご家族やご近所さん宅へ招かれる日もあり、オリジナルTシャツも無事仕上がり、地元の少年とサッカーをするという目的も達成できました。

最終日、お世話になった Kevin 家族へ唐揚げや肉じゃが等の和食をもてなし、学生達は手作りのみたらし団子を振舞いました。リビングにある Jean Prouvé の素敵なテーブルを囲み、建築家の奥様 Radou と娘さん Isleen と団欒しながら南仏最後の夜を締めくくりました。

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https://justimagine.jp/WordPress/the-get-program-2024-part-2

Nothing Goes Well When I Travel.

幼少期の頃から暇があれば旅行に出掛ける環境にあった私ですが、いくら旅を重ねても免れられない困難に立ち合う事があります。旅行といえばトラブルがつきもの。その場その場でトラブルを解決できるかが旅を楽しむには必要だと今回も改めて思い知らされました。

2022年の年末にコロナ禍明け、3年ぶりに海外旅行でベトナムへ行きました。色々なコロナ関連のルールが緩和されたとはいえ、2回しかワクチンを打っていない場合、日本帰国時にコロナの陰性証明書の取得が必要でした。ベトナム行きにした理由は、陰性証明書の発行を航空会社がサポートしてくれるキャンペーンの記事を見て決めたハズでしたが、そのキャンペーンは既に終わっていたことにホーチミンに着いてから気づき、大慌てで帰国72時間前に滞在していたフーコック島の病院でコロナ検査をし、陰性証明書を抱えながら日本に帰国したのは昨年の話。その1年も経たないうちに、次の旅先でニュージーランドを初めて訪れることに決め、東京出発の直航便でなく、関西空港発香港経由でオークランドへ行くことに。母と二人分の航空券を押さえたのは出発3ヶ月前、珍しく日数に余裕を持っていたせいか有意義に構えていました。情報収集は最新の「地球の歩き方」、雑誌等で旅先のローカル情報を収集、細かい予定を立てないまま、慌ただしい日々を過ごしながら出発予定の12月を迎えました。

コロナも気にすることなく人に会う機会も多くなり、暴飲暴食が続いたせいか、食中毒なのか、原因不明の腹痛に見舞われ、旅行出発5日前に人生初の入院を経験する羽目に。「もし緊急手術になった場合、残念ながらクリスマス休暇はありませんよ。」という医師を尻目に緊急手術が避けられ、痛みも緩和した事から翌日逃げるように退院し、少しずつ回復していきました。

3日間ほぼ絶食に近い状態のまま出発日を迎え、関西空港には少し余裕を持って搭乗2時間半前に到着。搭乗券発券のためチェックインカウンターの列に並んで、やっと順番が回ってきたところ、預ける荷物のタグがついていないことを航空会社のスタッフに指摘され、再度長蛇の列の最後尾に並ばされる始末。思いの外時間がかかり、やっと順番がきたので、予約番号等を伝えパスポートを見せたところ、何やら話し込んでいるスタッフが一向に搭乗券を発券してくれない。ただでさえ時間がギリギリになってしまったのに「何か?」と尋ねると「ニュージーランドの観光ビザNZeTAを取得されましたか?」観光ビザ??手元にある’24年〜’25年最新版の「地球の歩き方」を再度チェック。「ビザについて」の欄に「ビザは基本的にいりません。」と2行にわたって記載があり、既に前日にも再確認した箇所。ところが、読み進んでいくと「ただし、2019年5月よりビザが必要…」との記述が(汗 スタッフから「ビザがないと搭乗券を発券できません。今すぐスマホで取得してください。」と一撃。慌ててスマホで申請しようとするが、焦りからか一向にうまく進まない。母はパニックになり、私の苛立ちは最高潮に達し、経由先の香港でNZeTAを取得するから香港までの搭乗券を発券して欲しいと伝えたら「それもできません。」と即答。時間が迫る、もう搭乗時間に合わないというところまできて半分諦めかけた矢先、「香港までの搭乗券のみ発券します。一旦香港で出国し、預けた荷物を受け取って、ニュージーランド行きの搭乗券を香港で発券してもらってください。」。こちらの提案を聞き入れなかった挙句、出発時間ギリギリの判断?!と激怒しながら走って搭乗ゲートに向かう。とはいえ、NZeTAを取得しなかったのは自己責任。ビザが取得できなかったら香港旅行に変更せざるを得ないかもしれない?!?!頭を抱えながら香港行きの飛行機に乗り込む。香港空港でのトランジットは4時間あるものの、出国に時間がかかるかもしれない、預けた荷物がすんなり出てこないかもしれない。気持ちを落ち着かせ機内の有料WIFIを渋々使用し、ニュージーランドビザの申請をスマホで再開。難なくすんなり申請できビザを取得。とはいえ、ニュージーランド行きの搭乗券が手元にある訳ではないので、何かと落ち着かず映画も観る気になれないまま、香港空港に着陸。
香港空港では、出国も荷物の受け取りもスムーズに進み、逆にチェックインカウンターが開くまでの時間を持て余すことになり、「どうなるんだろう、この旅行?」と体調もまだ回復段階の中、空港で鳴り響くクリスマスソングを聴きながらワンタンスープを飲んで溜息。

時間になってチェックインカウンターへ向かうと、時間も早いことから誰も並んでいない。事情を説明し、機内でビザを取得したと告げたら、一部間違いがあったものの、その場で丁寧にスタッフが訂正し、無事ニュージーランド行きの搭乗券が手元に!!!香港経由便に助けられ、(おそらく直航便だったらアウト?!)ニュージーランド航空のスタッフに感謝を告げ、搭乗券を振りかざして、香港を無事出国。唔該!
気分も一転、機内で映画を見て睡眠をとり、体調も回復していき、オークランド空港に現地時間午前9時半に予定通り到着。あいにくの雨はものともせず、20度を越える暖かい初夏のニュージーランドへ入国でき辿り着けた喜びは、いつもにも増して倍増!

さて、無事に入国できたとはいえ、予期せぬ入院のせいで何も予定を立てておらず、ホテルへの行き方も調べていない始末。Google mapで母がその場で検索したローカルバスを3台乗り継ぐルートの不便さに頭がボーっとしてたせいか疑問も抱かず、各バス停で人に訪ねながら宿泊先のホテルへ辿り着く。もちろん、シャトルバス一本で行ける方法があったと後から知るのはいつものこと。

現金は必要ないかなと両替をせず、クレジットカードだけ持ち出してブラブラとホテル近隣を散策。クリスマス翌日で、昼間でも閉まっている店舗が多い中、開店している数少ないカフェに入り、サンドイッチを注文。店主一人で切り盛りしていて、注文を受けてサンドイッチを温めながら「12ドルです」と差し出された支払い機にクレジットカードを差し込むと、エラーが発生。何枚か他のカードで試してもどれもエラー。サンドイッチを温め終えた店主が、諦めた様子で「支払いはいいから食べて。」と差し出してくれた。断る事もできず、とりあえずいただくことに。後で商品代を支払いに戻ると言ったら、あと30分で閉店、翌日は休みだと告げられた。「じゃ、必ず明後日に持ってくるから。」と約束し、食い逃げ?同然で店を後に。

その後どの店舗でもクレジットカードの支払いに困る事はなく、翌日は天気にも恵まれたので、ワイヘキ島へフェリーに乗って行く事に。
港まで着いているのにフェリー乗り場が見当たらず、土産店に入ってスタッフに場所を英語で尋ねると、説明しにくそうに英語で説明し始めたので、すぐ日本人だと分かった。「ワーキングホリデー3ヶ月目ですが、英語が全然上達しないんです。文法が苦手で…」と不安そうだったので、「文法なんて気にしないで、折角良い環境にいるのだから色んな人と会話することに心掛けて。」とエールを送り、フェリー乗り場へ。

世界1消費量が多いといわれるニュージーランドのアイスクリームを食べながらフェリー乗り場に並び日本語で母と話していると、「こんにちは。」と白人の男性が日本語で話しかけてきた。ヨットでニュージーランドから日本まで行った事があり、30年前に千葉県で英語を2年間教えていたとのこと。「今はここでドライバーをしているので、もし車が必要な時は車を出すから遠慮なく連絡してね。」と言ってくださった。到着2日目にしてドライバーの知り合いが出来てしまった(笑。

オークランドからワイヘキ島へはフェリーで40分程、ワイヘキ島に着いてからインフォメーションでワイナリーまでの行き方を尋ねると、歩ける距離だと伺い、歩いて2つのワイナリーへ島内の景色を楽しみながらハイキング。

テイスティング後、ワイナリーのレストランでやっとまともな食事と久々のワインにありつけ、一面に広がる葡萄畑を見渡しながら美味しい空気を吸ってお腹も心も満たされていきました。

翌日の朝、約束通り現金を持参し例のカフェへ。支払いに戻ってくると思っていなかった店主は「You don’t have to do!」と言いながら満面の笑みでしっかりサンドイッチ代金を受け取ってくれた。こちらもとても爽快な気分になり、その後カフェを通る度に手を振ってくれるようになり、また知り合いが増えた気分に(笑。

母と別行動の日は、ランニングをしたり、レンタルで乗り捨てできる電動キックボードで街の中を行ったり来たり。

雨の日は、オークランド美術館で MAORI 族について学び、現代美術館アートギャラリーへも足を運ぶ。
イギリスから観光にきていたマダムやアメリカから一人で旅していた女性とも話す機会に恵まれ、意外に欧米人の観光客が多い国だということにも驚きました。

最後に、北東に位置するマタカナという街で開催されるファーマーズマーケットへ行ってみることに。長距離バスから乗り継いだローカルバスが渋滞に巻き込まれ予定より1時間遅れで到着。ファーマーズマーケットは地元だけでなく観光客で大賑わい。移民が多い国ならでは、イタリア、フランス、メキシコ等それぞれの国の料理店が並び、目移りしながら食事や買い物を楽しむ。とはいえ、帰りのバスの遅延を懸念し、早目に切り上げることに。予測通り、帰りのローカルバスも1時間遅れ、乗り継ぐ長距離バスも1時間以上遅れ、さらにバス内で鳴り響くエラー音の原因を運転手が突き止めるまでの間、1時間車内で待機させられる羽目に、、、半日で済む予定がほぼ丸一日かかってしまった。

あっという間に帰国日、ホテルから空港まで1本で行けるシャトルバスを予約していたので、スムーズにオークランド空港へ向かい、帰国便は遅延もなく、また私の不備もなく、香港経由で関西空港に無事帰国。

色々なトラブルをくぐり抜けた先に奇跡的に辿り着けたニュージーランド。印象に残ったのは、人々が本当に親切で安全で自然豊かな国だったこと。また、環境問題に対する意識が高かったこと。テイクアウト用の惣菜用にも、スーパーマーケットにもレジ袋は見当たらなかった。野菜や果物だけでなくチョコレート等の量り売りもあり、その意識の高さは日本と比べものになりません。プラスチック(ビニール袋)を使用しない生活環境が当たり前で、自然や自国をとても大切にしている国民性に触れることができました。

今回に限らず、私の旅はトラブルがつきものですが、トラブルが起こる毎に人に助けてもらい、なんとかなってしまうので、次の旅行計画を立てる頃には、このような大変な思いもすっかり忘れてのんきに新たな旅の計画を立てることになりそうです。ただ、助けてくださったり親切にしていただいた人々のご恩は忘れず心に刻み、療養の旅となったニュージーランドも思い出に残るひとつの旅になりました。トラブルはもちろん無い方がいいに決まっていますが、それなりに解決できるスキルがアップデートされたと思えば次の旅も楽しみになります。

もし、ニュージーランドへ初めて旅する事があれば、観光ビザNZeTAの申請はくれぐれもお忘れなく。もしくは、ビザの必要がない国を経由して行かれる事を心からオススメします。(2024年2月現在)

Get Program 2023
“Team Georgia” Part2

Get Program 2023 “Team Gerogia”の最初から読みたい場合は Part 1 から。

Up to this point the kids had not done any studying. However, things would change starting on August 14th. From this day on (Aug 14th-18th), the kids would study for five hours a day preparing a speech completely in English. They had to choose a topic, and then create a presentation comparing their topic in America and Japan. The topics chosen were Baseball, Crows, and Pets. After choosing their topics the children needed to do lots of research. To start their research the kids created a mindmap of potential topics they would like to discuss in their presentations. They also had to make sure they included both countries’ perspectives on their topics. Once they had a sufficient amount of research they moved on to writing a rough draft of their speech. They all had to rewrite their speeches multiple times. However, in the end they all wrote really great speeches! They were close to finishing but they still needed to practice actually giving their speeches. The ones who finished in time were able to do some read throughs and time themselves. Sadly, I got extremely sick on this trip. So sick that I had to go to the doctor (I HATE going to the doctor and in America it is extremely expensive!) Despite my illness, the kids did really great staying disciplined and working hard! This is largely thanks to the eldest student being a good pseudo-leader! Overall, the kids were able to write good speeches and upon returning to Japan we were able to refine them before they ultimately gave their presentations in front of their family members.

Even though the kids were studying hard during the day, that did not stop us from going out and having fun in Georgia! After studying on the 15th we were able to go watch a Braves MLB game at Truist Park. The Braves won 5-0 and we all had a great time! On the 16th we took the kids to American teppanyaki. They kids said they enjoyed it but that the flavor was a bit different from in Japan. On the 17th the boys and I visited my mom’s school (my mother is a teacher in a public middle school). Here the boys got to experience what American school is like while I gave presentations to a couple classes about life in Japan. The boys thought American school was cool because it was easier and less strict than Japanese school is. Then on the 18th the kids had a VERY American experience by going to the Mall of Georgia and eating at the Cheesecake Factory. After shopping and eating giant cheesecake we went to Medieval Times. Here we ate dinner in a medieval era themed restaurant. While eating, actors dressed as knights performed a dinner show for us which included horse riding tricks, falcon hunting and sword fights! The 19th was a special day where the kids spent some quality time with their host families. The boys went kayaking and ax throwing! While the girl and I went shopping with my grandmother and cousin.

We left on the 21st, however, before leaving the kids and I had a big going away party at my grandmothers. All of my family members came over for the celebration. My best friend also drove up from Florida to meet everyone (it’s a 6 hour drive!) At the party the kids cooked my family Japanese food! My best friend was a kitchen manager so he watched over the children to make sure they didn’t burn down the house or cut their fingers off. The kids prepared okonomiyaki, teriyaki chicken and mochi! My family thought the food was strange… but really good! Sadly, the children thought the food was too strange to try more than one bit. At the end of the night we all swapped contact information and said our goodbyes.

We returned to Japan on the 22nd however, the children did not have to give their presentations until September 9th. In this time period we were able to give the kids pointers on how to give presentations. One of the key things we tried to teach the kids were strategies for handling their nerves and anxiety. When the day finally came, the children were all extremely nervous. However, they all did an incredible job and delivered wonderful presentations! Upon watching them deliver their speeches, I was very thankful to have been able to lead such an incredible team of young people! Even now, I am very proud of Team Georgia!

Get Program 2023
“Team Georgia” Part1

On August 10th me and three imagine* students embarked on a journey from Japan to America! Our travel went smoothly without any bad things happening. We were able to arrive in America safely with all of our luggage. Upon our arrival my mother picked us up from the airport. Then for our first meal in America we ate of the Lord’s chicken, Chick-fil-A. After eating we traveled to my grandmother’s house where everyone met their host families and then dispersed.

The next day (8/11) was our “Atlanta Day”. On this day the kids got to enjoy going to Famous places in Atlanta like The Georgia Aquarium, The World of Coke, and The Varsity! After exploring the city the team was extremely tired and they all fell asleep in the car on the way home. Once we all returned to Nana’s house my family threw me a birthday party! My birthday was on August 10th, so it was nice to be able to celebrate with my family and the students.

On the 12th we went to a famous local spot called Stone Mountain. Stone Mountain is a very very old historical landmark in Georgia dating back to the American Civil War. Nowadays, people go to Stone Mountain Park to enjoy picnicking with their families and watching a laser show that is displayed on the giant mountain side. When we went it was unfortunately raining. However, this did not stop the kids and I from throwing around the football and baseball together. The kids had a really good time at the park and one student even said it was their favorite memory from the trip.

On the 13th the kids went to an American church in the morning. After experiencing an American church service they returned to Nana’s where we regrouped and then headed to the Atlanta Zoo! Here the kids were able to see all sorts of animals including pandas, eagles and the famous Atlanta gorillas! The kids were surprised by how much space the animals had to live in. They said that in Japan they usually feel bad for the animals at the zoo. However, because the animals had a lot more space they thought it was a good place for the animals to live.

After the zoo we drove by some Atlanta street art (graffiti). Then we returned to Nana’s where my brother prepared real barbeque for everyone! We enjoyed ribs, pulled pork sandwiches, macaroni and cheese, and baked beans with bacon! It was delicious. I missed the flavors of American barbeque. The Japanese style of barbeque has a severe lack of flavor in my opinion.

Get Program 2023 “Team Gerogia”、続きは Part 2 で。

My Fitness History – Caleb Boivin

Howdy, my name is Caleb Boivin. I am from Georgia, America. My fitness experience started at the age of about ten years old, when I started training for sports. Throughout my school days, I played every sport that I could. Through high school, I played ice hockey, football, basketball, baseball, volleyball, and more! I was also a part of my college’s soccer team. In college, I was able to take a number of classes on diet and fitness. After college, I decided to become a professional wrestler, and that is when I decided to start bodybuilding.

Since that time, my fitness experience has grown a lot. I competed in Crossfit while living in the United States. After coming to Japan, I started doing more bodybuilding and personal training. I also wrote a workout curriculum for children at a company called Aloha Kids in Osaka. There, I trained not only children but also trained all of the adult teachers. Even now I will take private personal training clients and help them create diet and workout routines.

To this day, I still love going to the gym. I usually go five or six times a week. My favorite thing to do is lift really heavy weights. However, I have experience with things like yoga, pilates as well. I think fitness is super important for anyone who wants to live a happier, healthier life! I hope you will join us for our workout class and take steps toward the dream body that you Imagine*