The beautiful island scenery made us much closer!

朝の9時、ガランと人影の少ない伊丹空港。まずは鹿児島経由で喜界空港に到着。2時間程しか滞在時間のない喜界島では、朝日酒造と100歳は超えるといわれるガジュマル巨木を見学。サトウキビ畑が広がる島内を走りながらタクシーの運転手さんが『僕のおじちゃんが芦屋に住んでるよー。』とフレンドリー。独特のアクセントがなんだか心地よい。車窓から見る景色は、自然豊かな中にポツポツと家が建っていて、コンビニ等は見当たらない。もちろんスタバもない。本当に小さな島。
喜界空港に戻り、強風に煽られ、揺れるプロペラ機で遂に奄美空港に到着!
レンタカーに乗り込み、ウィンカーとワイパーを間違えて動かし、慣れない車のアクセルを踏み込んで戸惑う私に『 When did you drive last time? 』と Matt に突っ込まれながら名瀬町へ。ホテルチェックイン後は、予定していた居酒屋へ。油そーめん、もずく天ぷら、新鮮なカツオ、豚みそ、地元ならではの島料理と黒糖焼酎を堪能し、奄美大島へ無事に来れた事に安堵する。
2日目は、島一番美しいと伺った「加計呂麻ビーチ」で1日遊ぶプラン。名瀬町から1時間、瀬戸内町へ車を走らせる。曲がりくねった道、トンネルをいくつも通り抜けていくと海岸が右に左に見えてくる。
目的地に到着後、クルーザーに乗り込む。ライフジャケットを着け、加計呂麻島へ! アクアブルーの海を自慢げに説明してくれるクルーザーを運転する藤本さん。ノリが良いと思ったら大阪に30年住んでおられたそう。『英語で何言ってるかわからへーん!』という藤本さんをよそにみんなすっかり打ち解けていた。スノーケリング用にウェットスーツを着て、足に付けるフィンのサイズが思った以上に大きかった Matt に『日本語では「バカの大足」って言うねんでー。』と藤本さん。初めて会ったとは思えず言葉の壁を超えて、Matt は英語で藤本さんは日本語で何か言い合っている。
初めてスノーケリングをした私も始めは足をバタつかせ、不慣れだったのが、波に身を任せて浮かんでみると自然と波に運ばれて海中の色とりどりの小さな魚達が珊瑚の間を泳いでる様子を見ることができました。加計呂麻島だけでなく無人島にも連れて行ってもらい、楽しい1日はあっという間に過ぎ、今晩宿泊予定の北部へ車で移動。
翌朝は、ホエールウォッチング。昨日1日海で遊んだせいで、Matt は赤くなった顔が少し痛そうで、そんな事をやいやいと話し込んでいたら、出発が遅くなってしまった。『遅れます!』と受付に連絡すると『15分以上遅れたら船に乗れません』と一撃。大慌てで目的地まで向かう。知らない道を大急ぎで突っ走り、なんとか10分遅れで滑り込みセーフ!『遅れてすみません!』と謝る私に待っていた他の乗客は結構冷たい目線。『遅れたせいでクジラみれないかもしれないじゃない』とでも言いたげな。そんな気まづい空気の中、船は出航し1時間もしない内に白い水しぶきを発見! 尻尾をゆったり沈ませながらポーズをとってくれたり、ジャンプまで見せてくれ一頭のクジラが、しばらく漂ってくれている。そんな中、『地元のカメラマンが潜ります。』とスタッフさん。カメラマンは、クジラに向かって泳いでいき、海中でクジラを撮影。スノーケリングのパイプから水しぶきをシュッシュッと吹き出しながら潜ってカメラ撮影されている。大海原の中へ飛び込み、海中で撮影する姿を間近で見せていただき感動。船に戻ってこられて、声を掛けたら『クジラを撮るの好きなんです。』と満面の笑み。クジラだけでなくサーファー等を撮影されるプロのカメラマンで、Patty の出身ドミニカ共和国にもお仕事で行かれた事があるそう。アメリカの大学で写真を学ばれ、今は、奄美大島在住だとか。そんな素敵な出会いもあり、かなり揺れる船に酔いそうになりながらも、また別のクジラにも出会え、ホエールウォッチングが終了。
『遅れたお陰で1頭目のクジラに出会えたよね。』なんて言いながら、忘れてならないローカルフード「鶏飯(けいはん)」は、有名店「みなと屋」さんで堪能し、ホテルへ戻る。午後からの英会話レッスンの準備を行い、仕事も無事完了。
最終日は、午前中ゆったりと過ごし、空港までの途中にある田中一村記念美術館を訪れ、帰路につきました。

久々の旅、それもコロナ禍、緊急事態宣言下という中で、飛行機に乗るのも外食するのも何をするのにも特別感があり、そのせいかより一層楽しめたような気がします。また、奄美大島の大自然が心を解放してくれたのでしょうか、ほんの3泊4日の旅がとても気持ちを豊かにしてくれました。島を愛されて、好きな事をお仕事にされている人達の笑顔から癒され、久々に再会した講師達の笑顔も見れて、度重なる欠航にもめげず、訪れることができて本当に良かったと思えました。
旅は、「不要不急」とされている今、急を要しないにしても人生を豊かにしてくれる必要不可欠なものだと再確認させられました。

最後になりましたが、ご理解のある生徒さん方、島でお世話をしてくださった方々、ワーケーション体験事業の事務局へ感謝を申し上げます。
『 When is the next workation? 』と聞かれていますが、またどこかから英会話レッスンをお届けできる機会があればと嬉しいです。

コメントをどうぞ