‘雨をかざる’ Exhibition – June 2017
作家・besshさんの展示「雨をかざる」の展示に伴うローンチパーティを行いました。作品の搬入日が丁度 ’梅雨入り’ というタイミング。ローンチパーティは、残念ながら雨に恵まれず曇り空でしたが、たくさんの方々が集まってくださいました。
今回のパーティ料理を作ってくださったのは甘空(あまそら)さん。今回はしっかり打ち合わせをしましょう、ということでゴールデンウィーク中にランチミーティング。甘空さんの神戸のアトリエにお邪魔しました。展示作品が「雨」と決まっていましたが、お料理に何か魅力的なものを出してもらえないかなぁ、と相談。「桃」が候補にあがり、「ピーチスープ」を作りましょうとご提案いただきました。
パーティ前日に甘空さんのフェイスブックの投稿で山から「かいしき」を仕入れたとの情報。「かいしき」とは、お料理に添えられるもので、それに寄って季節感や清涼感を表すものを差すものだそうですが、あえて何か聞かず、なんだろう???と楽しみに当日を迎えました。
パーティ当日、参加者へ「ドレスコード:雨」という意外に難しい装いを要求したものの、みなさん「雨」を身に付けてお越しくださいました。人に寄って「色」や「柄」で表現されて「水玉柄」や「青い色」の服だったり、「雨具」をさり気なく身につけておられたり、「夜な夜な作ったんです」とブローチを作ってくださった人も。「雨」から連想して「蛙」「傘」「雲」など、人それぞれの表現が違って面白かったです。「てるてる坊主」は、なかなかの発想。日本ならではですね。参加された方もそれぞれに楽しんでくださったのが何より嬉しかったです。
気になるケータリングのお料理は?というと、山から仕入れた「かいしき」のひとつは「沢蟹」でした。小さな蟹がデザイン的にもなんとも愛らしく盛り付けてありました。そしてもちろん食べちゃいます。カリっと香ばしく揚げられていました。お目当ての「ピーチスープ」ももちろん絶品で、名前から想像したものとは違った色と味わい。美味しいお料理は、あっという間になくなってしまいましたが、料理人冥利に尽きるもので、作ったご本人も満面の笑みでした。
音楽はChrisが担当。雨にまつわる、雨らしい選曲で、Sade ’The Sweetest Taboo’ や Corinne Bailey Rae ‘Trouble Sleeping’ 等が流れ、心地よい空間に。
お料理に合せてソムリエ本城真矢さんが選んでくれたワインも色々種類を揃えられ、特にスペインのロゼワインは絶品でした。
また、パーティの目的は、作品を見たり美味しいお料理を食べることだけじゃありません。折角イマジン語学スタジオで英語を学んでおられるので、レッスンではなく自然と英語で話す機会を持ってもらうというのが一つの狙いでもあります。以前イマジンに勤めていた英会話講師も数名来ていたので、今の英会話講師以外のネイティブスピーカーと話す機会となり、ソーシャルスキルを身につけれる場にもなるのです。今回は一人参加の女性も多かったのですが、だからこそ色んな人と話せるチャンスで、みなさん英語や日本語で初めて会う人とも会話を弾ませていました。ひと際目立って色んな講師に声を掛けていた中学生の生徒さん。英語の講師全員と話したいと一人ひとりに自ら声を掛けて英語で話していました。まだ通って1年も経っていないとは思えない上達ぶりに驚かされたのは言うまでもありません。
参加くださったのは、イマジン語学スタジオに通う生徒さんだけでなく、そのご家族、ご友人、作家さんのご友人方にもお越し頂き、総勢40名を超える盛況なパーティとなりました。
besshさんの展示が始まって1週間もしないうちに作品がいくつか売れてなくなり、空いたスペースに新しい作品を追加展示くださっています。2017年8月末まで開催予定です。作品は販売しております。
最後になりましたが、参加くださった方々、作家さん、料理家さん、ソムリエさん、いつも影で支えてくれる家族・友人達に心から感謝します。