‘雲をつかむような’ Exhibition – September 2016

美術作家・櫻井淳子さんの展示「雲をつかむような」が、2016年9月初旬よりスタートしました。この展示は11月下旬まで開催しています。

他のギャラリーで象の立体作品を展示されている様子がホームページに掲載されていて、それを見たのがきっかけで是非展示をお願いしたいと櫻井さんへ連絡しました。イマジン語学スタジオで展示いただけることをご承諾いただいたものの、象の作品は大き過ぎてスペース的にも難しく、運ぶにも2tトラックが必要……ということで、その作品を展示することができない代わりに、象を描かれた平面作品数点と大きな人間の造形作品を展示いただくことになりました。

搬入の前に、象の造形作品の実物大をどうしても見たいという私のワガママな要望にお応えくださって、ご自宅の庭に展示しているその「ゾウ」を見に行かせていただきました。

Photo by Junko Sakurai

写真では作品の大きさがどの位か分かりにくいものでしたが、動物の象ほどのサイズにもかかわらず、素材と造形の作り方のおかげで透き通って見え、圧迫感は無くとても優しくたたずんでいました。

その日はあいにくの雨でしたが、その雨のお陰で作品がキラキラとしていました。今回の展示でこの作品を見ていただけないのが残念ですが、人間の立体作品を通して、象の作品がどんなものか想像してもらえれば嬉しいです。

人間の立体作品は立つと3m位の巨人です。チェロを弾いているので座っていますが、初めて見ると大きくて驚かれる方が多いです。いつも英会話のレッスンに通う生徒さん達が、その立体作品を初めて見て驚く様子を見るのは楽しく、思った以上にインパクトがあります。平面の象の作品を見て「どうして象をたくさん描かれるのですか?」と聞かれることが多く、櫻井さんへ伺ったら「今までは人間の線を抽象化して描くことが多かったのですが、象の線が豊かなので、描いてみました。」とのこと。それぞれの象の絵は一筆で簡単そうに描かれているように見えますが、デッサン力が成せる技なのだなと感心させられます。

この展示のローンチパーティを9月11日に開催し、櫻井さんのステキなご友人、イマジン語学スタジオに通う生徒さん、そのご家族がお越しくださり、美味しいお料理やワインを囲む楽しい時間を過ごすことができました。初めて会う人同士でも、立食パーティのおかげで会話が飛び交っているようだなと、最近になってより思いました。日本人同士は日本語で、英会話講師含め外国人とは英語で、インターナショナルに言語を使い分けています。象の造形作品の話題からは英語で『象』は『elephant』ですが、フランス語では『éléphant』、スペイン語では『elefante』などと、語学スタジオならではの会話も耳にしました。

展示を承諾してくださった櫻井淳子さんはじめ、今回のローンチパーティに関わってくれた料理家・櫻井絵里子さん、ソムリエ・本城真矢さん、カフェ店主・村上由香里さん、パーティに参加してくれた方々に感謝を込めて。

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