Our trip to Barcelona was OK …

声のトーンや言い方で左右しますが、英語で『OK』というのは、「良く」もなく「悪く」もなく、「まぁまぁ」という意味で使われます。冬の休暇のバルセロナ(スペイン)旅行の感想は、この「OK」という言葉がしっくりきます。

そもそもガウディ建築が苦手。実物を見る前から自身でもあまり好きではない事を解っていましたが、実際に見る事で感じ方が変わるかもしれないと思い、サグラダファミリア、グエル公園、カサ・ミラを拝見し、残念ながら好きになれませんでした。私よりデザインについて随分と詳しい夫より『ガウディは柱がいいから。』と言われて、柱を注目して見たものの、私にはさっぱりその良さを理解することができませんでした。

私は旅行中、街中をやたらと歩き回りますが、歩きタバコが多く、タバコの煙を避けられなかった事もマイナス要因でした。今回バスに乗ったのは2回だけで、地下鉄は一度も使用せず、ただひたすらバルセロナの街を歩き回りました。一番歩いた時で1日2万6千歩。約18キロとスマートフォンに表示されていました。歩きながらガイドブックに載っていない自分好みの店舗を見つける喜び、すれ違う人や犬を見て歩くだけで通常楽しめるのですが、タバコの煙を浴びながらだと、楽しみは半減してしまいます。そんな中、小学生くらいの男の子が、道中で一人サッカーボールをドリブルしながら走って行くと、向かい側から歩いて来る全く知らない通りすがりの人が、所々で次々とボールを男の子から奪おうとしていた光景は、スペインならではで楽しめました。サスガ、Messi が活躍する街。

もうひとつ残念だった点はホテルでの宿泊先の壁が薄かったこと。ホテルのサービスは申し分なかったのですが、隣の宿泊客が夜中まで騒ぎ出し、眠れなかったため、ホテルにクレームをつけ、翌日別の部屋に替えてもらうことになりました。帰国してから宿泊したホテルのレビューを書いたら、他の方もレビューで同じような事を書いていたことに気づきました。吟味して選んだ筈ですが、色々と抜けていたなぁと、反省。できるだけ多くの人に読んでもらいたいため英語でレビューを書いてみましたが、これは、結構英語の勉強になります。もちろんその場で英語でクレームをつけることも(笑)。

良かった事はというと、ピカソ美術館でたくさんのピカソ作品を見ることができ、絵だけでなく、色々な言葉にも出会えました。ヨーロッパの美術館では、大概無料で観覧できる日を設けています。バルセロナのピカソ美術館は、ネットで事前予約をすると、毎週木曜日18時〜と毎月第一日曜日が無料(2019年1月現在)で入館できます。

揚げたてのチェロスをたっぷりとホットチョコレートを付けて食べたり、スペインワイン・サングリア、生ハム・タパス・パエリア等々を堪能し、本場のフラメンコも間近で観れ、その迫力に感動しましたし、お天気にも恵まれ、最終替えてもらった部屋は快適となり、世界一スリの多い街で何もスラれる事なく無事に帰国できたということで、総合的に「OK」という評価に。

観光客の多いバルセロナで英語が思った以上に通じず、カフェで毎回頼む『Café con Leche(スペイン語で『カフェ・オ・レ』)』は、必要に迫られ覚えるハメに(笑)。現地に行ってからしか分からない事がありますが、もし、スペインへ次回行く機会があれば、夏に訪れるべきかなぁと感じました。

毎回最高の旅になるとは限らないですが、海外旅行は非日常を味わえ、異なる文化や言語、人に触れること、ローカルフードを食べる事が、私の休暇のエネルギーチャージに欠かせないようです。


Everything you can imagine is real. ——— Pablo Picasso

素敵なピカソの言葉に Gracias!
Gracias: スペイン語で『ありがとう。』

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