My trip to Ho Chi Minh
久しぶりの海外旅行でベトナムを訪れました。ずっと行きたいと思っていた国の一つで、私の旅行先の決め方は先ず、その国の食事が好きかどうか。
ベトナム料理は日本でも何度か食べに行ったことはありましたが、きっと現地で食べるお料理は、もっと違っているんだろうなと興味がありました。だから今回も特に観光地や世界遺産を訪れるのではなく、ただひたすら、市場へ行っては現地の人の雰囲気やどんな物を食べているのか、どんな人が働いているのかを観察したりして、現地に生活している気分で過ごしました。
ホーチミン市のみの滞在で、ベンタン市場とタイビン市場を何度も通いました。ベンタン市場はかなり広い市場で、観光客も多数。特にレストラン付近では呼び込みが激しく、観光客を一人でも多く捕まえるかのように女性店員は必死で声を掛けてきます。店舗数も多いので、お土産を買うには事足りるでしょう。その一方、タイビン市場はかなりのローカル。主婦が食材を買い、出勤前のサラリーマンは子供を連れて朝ご飯を食べ、店員は常連客を見事にさばいていきます。山ほど売れるサンドイッチを手際よく素早くつくる姿に感動し、その場でオレンジを手で絞ってくれるフレッシュジュースは本当に贅沢です。物価は大体日本の五分の一から十分の一程度でしょうか、サンドイッチの値段は10,000ドン(30円位)、ジュースは20,000ドン(60円位)ですから、安くて美味しい!を満喫できます。
言語はというと、ほとんど英語は通じません。でもたまに英語が堪能な人もいて、親切に接してくれます。人はとても優しくいい印象でした。唯一覚えたベトナム語は「cam on(カモン)」、「ありがとう」の意です。
アメリカ・ドルとベトナム・ドンの入り交じる貨幣、活気ある市場、多すぎるバイクの数々(その所為で発生する排気ガスは困りもの)、安くて美味しいベトナム料理等々に堪能した旅は、あっという間でした。