2018 Get Program in Canada – Part 1
2年毎に実施しているカナダホームステイプログラム「Get Program」。2018年の夏、第2回目が終了。今回は中学2年生〜高校1年生の女子2名、男子2名の学生と大人1名の計5名様に参加いただきました。
この2週間のプログラムは、カナダのトロントを観光後、ホームステイを行い、英語でのプレゼンテーションを学びます。観光ガイド・レッスンの教授全てを、日本で英語教授14年の経歴を持つ Brandon が担います。今回私は、始めの1週間付き添いました。
今回参加した生徒達は、マンツーマンレッスンを約週1回のペースで1年以上受講してきていたので、ある程度の英語力を付けてからプログラムに参加していただきました。
カナダ出発前には、参加する生徒達でグループレッスンを数回受講してもらい、トラベル英語(入国審査での受け応えやホストファミリー宅で家事を頼む時に必要なフレーズ等)も練習しました。
5月初旬に航空券を手配。徐々にそれぞれのホストファミリーが決まっていきました。生徒一人が一家庭に泊まれるよう手配したのは、ホストファミリーと生徒との距離が近くなるからです。他の生徒に頼らず、なんとか自分で伝えないといけない状況が増え、一人ずつ泊まる方がより英語を使う機会が増えます。
ホストファミリーが決まり、持っていくお土産について考えたり、事前に質問事項をメールして挨拶を交わし、英語を使う機会が増え、生徒達のモチベーションも上がっていきます。
出発2週間前英語で書かれた持ち物リストが Brandon から届き、リストの中に「Make up(化粧品)」と記載。日本の学校じゃありえませんが、生徒さん達へそのまま転送。
あっという間に夏休みが始まり、出発まで残りわずか。みんな不安もあって、以前にも増してレッスンを熱心に受講。
前日に台風が上陸して、ハラハラしましたが、なんとか前日に過ぎ去り、予定通り出発日を迎えました。伊丹空港で待ち合わせ。海外旅行が初めての生徒もいて、緊張している面持ち。羽田で国際線に乗り継ぎ、トロントへ直行するルート。伊丹空港で親御さんに別れを告げ、国内線でまずは羽田まで。座席がバラバラだったため、羽田に着いて、一番前に座っていた私は降り口付近でみんなが出てくるのを待っていると、誰もでてこない。いきなり、全員見失うというパニック! 降り口が2箇所あり、私と別の降り口から出た事を知る。電話を鳴らしても誰も出ない。しばらくして学生の一人 Aoi ちゃんから連絡をもらえ、みんな一緒に羽田飛行場の出口の方へ向かってしまっているとのこと。「出口を出たらカナダに行けませーん!」と戻ってきてもらい、みんな一緒にいてくれたことに感謝。そんなこともあってか、よりみんなの顔が強張っている国際線に乗り継ぐ前のワンショット↓
国際線に全員乗り継ぎ、これでひとまず安心。長いフライトを経て、念願のカナダへ出発!
第一関門の入国審査。事前レッスンで練習したものの、12時間のロングフライトと時差ボケもあり、みんな疲れた様子の中、厳しい質問が予想以上に飛んでくる。もちろん練習通りの質問ばかりじゃない。カナダ人は基本優しいはずが、ここでは異なるらしい。学生とか英語が第二ヶ国語とか通用しない。「目的は?」「お土産は何を持ってきた?」「どれくらいの量?」「どこに泊まる?」「どれ位滞在する?」「現金はいくら持ってる?」早口で怖い表情、みんなノックダウン。。。もうちょっと優しくてもいいのになぁ。
入国審査を経て、スーツケースを受け取り、日本円をカナダドルに両替して、カナダに入国。トロントの空港で、Brandon が笑顔で迎えてくれました。
近くのホテルに重たいスーツケースを降ろし、夜ごはんを食べにレストランへ。
初めて手にしたカナダドルを見ながら、Mina ちゃんは「カナダのお札はメープルシロップの香りがするらしい。」とくんくんお札を嗅ぎ始めた。「そうなん?」と私も嗅いでいると「Stop it!」と Brandon が爆笑しながら、止める。男の子達はチップをどう払えばいいか食べる前から心配で、どれ位、どのようにチップを払ったらいいかを Brandon に質問。英語で丁寧に教えてもらう。
2日目はトロントで、CNタワー・セントローレンスマーケット・水族館を観光し、ナイアガラへ移動。3日目は、ナイヤガラの滝のボートクルーズを朝に済ませ、お昼はゆっくり休憩し、学生達がリクエストしたジップラインを夜に体験。夜のイルミネーションが光り輝やくナイアガラの滝に向かってヒューーーッと滑り降りていく。ジップラインの前には花火も上がり、高台からほぼ同じ高さに上がる花火を観れるというおまけ付き。
4日目、遂に向かう場所はホストファミリー宅。ナイアガラからバンクロフトまでの長いドライブが始まります。ナイアガラにはワイナリーがあり、葡萄畑が広がっています。葡萄以外の果物も「この木は桃。これはアプリコット。りんご。」と Brandon が運転しながら説明してくれる。
ひたすら長い高速道路を延々と走っていく。高速道路の工事と事故車の影響で予想以上に時間がかかり4時間の予定が7時間のロングドライブになり、夕方にやっとバンクロフトに到着。
ウェルカムボードがある! 家が可愛い! 広いお庭! 子犬がいる! 子供達がキュート!
ホストファミリーの方々も心待ちにしてくださっていたこともあり、みなさん笑顔で迎えてくれ、各ご家族の様子を伺いながら、学生達を一人一人送り届けました。
2018 Get Program、続きは Part 2 で。